糸魚川/上越境界(新潟) 大峰(464.51m) 2019年11月10日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 7:01 420m鞍部−−7:03 千年社(祠)−−7:04 446m峰−−7:07 ガレ(歩道断絶)−−7:21 大峰−−7:32 ガレ(歩道断絶)−−7:36 446m峰−−7:38 420m鞍部

場所新潟県糸魚川市/上越市
年月日2019年11月10日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場420m鞍部に1台分の駐車余地あり
登山道の有無446m峰を越えた420m鞍部までは歩道あり。そこから山頂までは道無し
籔の有無西斜面は主に笹と灌木。尾根直上は濃い根曲がり竹で避けるべき
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント山頂南側、林道が通る446m峰南の420m鞍部から往復。地形図通り446m峰を越えて道があってラッキーと思ったら次の420m鞍部で地形図通り西へ下ってしまう。ただし下り始めで大規模な地滑りのため斜面ごと崩落して道は途切れている。ここから藪に入り山頂へ。この低い標高なのに尾根直上は濃い根曲がり竹で苦戦、尾根西側斜面は低い笹が中心で獣道があり格段に歩きやすい。山頂は根曲がり竹に覆われて展望皆無。雨の中、濡れた藪を漕いだのでびしょ濡れ&ドロドロ




420m鞍部で尾根上に道を発見。1台分の駐車余地あり 刈り払われた道。山頂まで続くか?
446m中腹に「千年社」と書かれた大きな祠あり 千年社より先に道が続いて一安心
420m鞍部から西に下る箇所で地滑りで道が消失 仕方ないので藪尾根に取り付く
道消失点から山頂まで約300m 尾根直上は根曲がり竹が濃く、西斜面をトラバース
時々獣道あり。とても助かった 西斜面側は概ねこんな感じの藪
山頂部は根曲がり竹に覆われて突入するしかない 大峰山頂。三角点周囲は刈り払われている
大峰山頂の三角点 復路はほぼ西斜面を巻いて地滑りの上端を掠める
木が立ったまま崩落した地滑り斜面 歩道に乗る
帰りの千年社 駐車余地を見下ろす
420m鞍部の案内標識は南を指して「天狗山」

・日曜日早朝は日本海側は雨の予報。もし降らなければ藪漕ぎが必要な糸魚川市内の黒尾の峰を計画して登山口まで移動して車中泊していたが、見事に雨。この山は糸魚川市吹原地区にある鉾ヶ岳登山道のすぐ脇にあるピークであるが、標高約900mの尾根上にあるので根曲がり灌木必至の山。それに鉾ヶ岳吹原ルートは想定以上に人が入った形跡が薄く、登山口の大規模な雪崩防止柵近くは草が生い茂って登山道を歩くだけではみ出した草木で濡れるのは確実そう。

・黒尾の峰は乾いた藪漕ぎの時に後回しすることにして、雨の中でも糸魚川市内で簡単に登れそうな山に急遽変更することに。いくつか候補があったが、昨日の峰山の北側の大峰にした。ここは山頂南側の稜線を車道が乗り越えており、地形図では破線が446m峰との鞍部を越えて大峰西側を巻いており、この道を途中まで利用して簡単に登れそうだった。破線から山頂まで間近なので、おそらく稜線上には踏跡くらいはあると予想した。

・私は地形図をネットでダウンロードして印刷して持っていくが、印刷範囲は紙の節約のため必要最低限としており、今回はそれが裏目に出た。印刷したのは446m峰の南側の420m鞍部付近までで、その南側は印刷していなかった。精度が低いカーナビの地図を頼りに真っ暗な中を車で入ったために420m鞍部を通過して更に南の470m峰を越えた460m鞍部を420m鞍部と誤認してしまった。地形図ならこちらには電波塔マークがあるので間違えることはないが印刷範囲外であったたことも誤認の原因となってしまった。雨具を着て方位磁石を持って北を目指して歩いても登りが無く、何度も周囲をウロウロしてからやっと間違いに気付いた。山頂まで1km程度あるので一度車に戻って車で移動。

・正しい420m鞍部には尾根上に刈り払われた道があった。道路の反対側には車1台分の狭い駐車余地あり。なお、鞍部に標識があるが、林道を南に登る方向を示して「天狗山」と出ていた。

・刈り払いの道がおそらく地形図に出ている破線と思われた。446m峰山頂に達する前に広場が登場し「千年社」との看板とコンクリート製の大きな祠があった。道を挟んで反対側には柱のような角柱が4本立っていた。

・もしかしたらこの道は千年社への参拝道でここでおしまいかと思ったら、その先まで続いていて一安心。周囲は背の高いブナ林ではなく背の低い雑多な灌木藪で、雨で濡れたこれを漕ぐのは気が滅入るレベルの濃さがあるので道の存在は有り難い。

・この道は地形図では420m鞍部で尾根を離れて西に下ってしまうことになっているが、鞍部から山頂まで近いので尾根上に踏跡を期待していた。地形図通り道が尾根を離れて西に下り始めた場所で大規模な地滑りで斜面が消え去っていた。そして期待していた山頂方面は灌木藪に覆われて道は無かった。

・もしかして尾根直上には道があるのではと東に上がってみたが、尾根頂上付近は背の高い根曲がり竹が蔓延って西斜面よりも藪の状態が酷いし道は皆無であった。尾根直上を進むより西斜面を巻いて進んだ方がいいのが分かったので、以降は尾根直下西側を歩いた。うまい具合に獣道が断続的に登場し、そこを歩けばかなり楽ができた。とは言え獣道なので体に触れる藪はずっと存在し続けるので雨具は必要。今回はゴアではなく安物の雨具なので藪で擦れて劣化しても問題ない。

・山頂に近付いて傾斜が緩むと背の高い根曲がり竹に植生が変化、この中が山頂なので突っ込むしかない。藪が乾いていればまだマシだが、濡れた濃い藪に突っ込むのはいい気分ではない。まあ、ここまでで十分に濡れたが。でも長靴+上下の雨具なので中身はほとんど濡れなかった。このルートは高低差が少ないので汗をかかなかったのが大きい。

・根曲がり竹の中で三角点発見に苦労するかと思いきや、意外とあっさりと見つけることができた。地形図だと最高点より西に下った場所に見えるが、実際には山頂部は平坦で三角点はその平坦地にあった。三角点周囲だけ根曲がり竹が生えていない空間があるので分かりやすい。山頂標識や目印は無かった。

・帰りも尾根直上西直下で濃い藪を避けて、地滑りで消失した道の端に乗り移った。その後は藪が無い道で車に戻った。ドロドロ、ビショビショの雨具は車の後に積んで帰り、自宅に戻ってからすぐに洗濯した。

 

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